桐箪笥造りは、原木の買い付け(伐採)から始まります。福島県会津地方・宮城県産の桐を、使用します。伐採してから3年〜5年間自然乾燥させます。
乾燥した桐材を木目、材質ごとに木取りをし木目をそろえながら板接ぎをします。接ぎ終わった板をそれぞれの寸法に刻みスミ付けし、組み手・ホゾ・小穴つき・穴ほりをし、手造りの木クギ(うつぎの木)を使用し組上げます。
組上げた箪笥に鉋をかけます。次に砥の粉をぬりロウで磨き仕上げ、最後に金物を取り付けて完成です。この他のいろいろな工程があります。工房では、桐の木の色合いや木目の自然な、ぬくもりを大切にするため、余分な着色はしていません。
工房では、原木の伐採から制品まで、自らの手で行っています。桐の木の木目の美しさや、木の温かみ、ぬくもりの感じられる桐箪笥造りを心がけながら製作しています。昔ながらの工法ですべて手造りの桐箪笥です。そのため制作できる数が限られています。
桐の原木 | 桐を育てた会津のおじいさん | 原木の伐採 | 原木の伐採 | 木取り |
板接ぎ | 組み手加工 | 本体の加工 | 手造りの木クギ | 組み上げ |
本体の加工 | 引き出し仕込み | 仕上げ | 金物取り付け | 完成 |
この他に、多数の作業工程があります。